Library|socio design note

『シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする』 伊藤香織 (監修)

■書名:シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする
■著者:読売広告社都市生活研究局 (著), シビックプライド研究会 (編集),伊藤香織 (監修), 紫牟田伸子 (監修)

18世紀にイギリスで生まれた「シビックプライド(=市民が都市に対してもつ自負と愛着)」の考え方は、地域活性の切り札として脚光を浴びている。本書では都市が持続し、豊かになっていくためのコミュニケーションデザインについて、ヨーロッパの8都市をケーススタディとして取材・分析を加えた、成功事例集。

紹介されているのは、アムステルダム、バルセロナ、ニューキャッスル、マンチェスター、ボルドー
ブリストル、ブラッドフォード、オープンハウス。また「オープンハウス・ロンドン・ウィークエンド」フェスティバルを運営する『オープンハウス』、イギリス政府によって設立された『CABE(英国建築都市環境委員会)』についてもとりあげ、それぞれのケースを広告、Web・映像、ロゴ、ワークショップ、都市情報センター、フード・グッズ、イベント、公共空間、景観・建築の8つの観点からデザインを検討。

第二章の「エンゲージメント・リング」の概念の活用による都市コミュニケーションのデザイン手法や最終章におけるPDCの3つのフェーズからなる「シビックプライドの育て方」はまちづくりの実践者に参考になる内容。

またアムステルダムの「I amsterdam」や第二章で紹介されているイギリスのバーミンガムで行われたシビックプライド・キャンペーン「You Are Your City」にみられるように、個人と都市の関係を
どうメッセージに入れていくかがコミュニケーションの再デザインを図るためのキーになりそうだ。

まちづくり×デザインに興味のある方にお薦めの一冊。

清水義次さんお薦めの本です。

シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする (宣伝会議Business Books)

『シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする』 伊藤香織 (監修)

Esquire (エスクァイア) 日本版 2009年 07月号

『サブジェクトからプロジェクトへ』 ヴィレム フルッサー (著)

『エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」』 河邑 厚徳, グループ現代 (著)

『モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語』ミヒャエル・エンデ(著)

『資本主義はなぜ自壊したのか ~「日本」再生への提言』中谷巌(著)

『非営利組織の経営』 ピーター・F・ドラッカー(著)

週刊 ダイヤモンド 2009年 4/11号 「社会起業家」

『DSIGN=SOCIAL デザインと社会のつながり』 柳本浩市著 

Esquire (エスクァイア) 日本版 2009年 04月号