編集室ブログ|socio design note

2009/01/16_マイクロファイナンス、枋迫篤昌氏講演会

2008年12月31日(水曜日) 【注目イベント】

■日時:1月16日(金) 19:00~21:30 @アカデミーヒルズ

■講師:枋迫 篤昌(マイクロファイナンス・インターナショナル・コーポレーション社長 兼 CEO)

枋迫篤昌(とちさこ・あつまさ)氏は、世界中で大きな社会インパクトをもたらす社会起業家を支援するアショカ財団(米ワシントン)から
日本人で初めてグローバル・フェローに選ばれ、『Fortune』誌とMIT(マサチューセッツ工科大学)により創設された「レガタム・フォーチュン・
テクノロジー・プライズ」の第一回目のウィナーにも選出されました。また日本でも先日、日経BP社の主催する日本イノベーター大賞を受賞されていますので、ご存知の方も多いのではと思います。

三菱東京UFJ銀行のワシントン駐在事務所長として将来を約束されていた枋迫氏は、2003年、これまでの金融システムからは取りこぼされてきた
移民層をはじめとする貧困層に対して、最先端の金融技術とITを駆使して新たな金融サービスを提供する、マイクロファイナンス・インターナショナル・
コーポレーション(MFIC)をワシントンで設立しました。

世界全体では、出稼ぎ移民は2億人を超え、母国への送金金額は35兆円、アメリカだけでも7兆円に上ります。しかし、送金をする移民の半数近くは
銀行口座を持つことができず、真面目に汗水たらして稼いだ週給数百ドルを送金する際には、送金専門会社などを使うことで35%もの手数料が
とられてしまうのが現状です。MFICは移民を対象とたリテール金融事業を事業の柱の一つとし、インターネットを使った送金決済システムを
新たに開発することで、移民は格安(200ドルの送金手数料は3.5%)で送金サービスを利用できるようになりました。また同社の事業は、送金事業を
行う中で滞留する資金を、マイクロファイナンス機関への融資に使うことで移民の自国の活性化を図る、という画期的な事業モデルを構築しています。
設立からまだ5年ですが、MFICは既に北米に13の店舗と12の提携銀行があり、送金先となる海外の提携金融機関は95カ国、5万か所という規模で活動を
展開しています。

【プロフィール】
昭和28年4月28日 広島県尾道市に生まれる。1976年同志社大学商学部卒業後、東京銀行入行。27年間にわたる銀行勤務のうち、17年をメキシコでの語学研修から始まり、エクアドル中央銀行出向、ペルー、パナマ、アトランタ、ワシントンなど海外勤務で過ごす。2003年3月、ワシントン事務所長を最後に東京三菱銀行退職。同年5月、世界中からの出稼ぎ移民の就労を助けるMicroManosを、続く6月には出稼ぎ移民層に幅広い金融サービスを提供するMFICを設立。一貫して一生懸命に働いて生活改善を図ろうとする出稼ぎ移民やその家族に対して、「チャンスを与えることのできるインフラ作り」を目指してワシントンDC周辺を中心に活動を米国内外に広げている。2002年ジョージワシントン大学経営学修士号取得。

■コーディネーター
 伊藤 健 (ISLディレクター、社会イノベーションセンター統括)
 向谷 一 (ISLディレクター、理事長補佐)


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