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    <title>ソーシャルデザイン プロデュース｜socio design note</title>
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    <updated>2009-10-18T09:01:46Z</updated>
    <subtitle>未来の種はヒトの中にある。『SOCIO design note ／ソシオデザインノート』では、様々な分野で未来をデザインするソーシャルデザイナー＆ソーシャルプロデューサーのインタビューを中心に、ソーシャルデザインの本質を探っていきます。同時に、ここで紹介した彼ら彼女らとコラボレーションしながらジャンルを越えて新たなコト／プロジェクトを創出していきます。
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    <title>自律型人材を育てる生態系（エコシステム）デザインの本質(part4)</title>
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    <published>2009-09-15T08:45:55Z</published>
    <updated>2009-10-18T09:01:46Z</updated>

    <summary>４．ETIC.のジレンマとミライ －経営の視点でETIC.を見た場合、如何ですか？ 大きなミッションというのは変わらず、社会の要請に応じて事業を展開していくことになると思います。社会の要請にしたがって活動してきたなかで、振り返ればオリジナルな道が開かれてきたと思っていますから。な...</summary>
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        <![CDATA[<h2>４．ETIC.のジレンマとミライ</h2>

<p>－経営の視点でETIC.を見た場合、如何ですか？</p>

<p>大きなミッションというのは変わらず、社会の要請に応じて事業を展開していくことになると思います。社会の要請にしたがって活動してきたなかで、振り返ればオリジナルな道が開かれてきたと思っていますから。なお私たちが大事にする要請サイド、メインの顧客というのは若者です。若者たちが必要としているから、社会起業家ということも発信したわけですが、これからもこうした要請に応えていくことで新たな事業を生み出していくことになると思います。</p>

<p>もちろん、こうしたビジョンとは別に、実際の経営面には通常の企業と変わらない悩みも抱えています。たとえばスタッフも年をとり、結婚し、子供も生まれるわけで、同時にそれを支える経営者としてそれなりの責任大きくなり、キレイゴトだけですまされない現実の事情も出てきます。当初は収入の見込みもないような、新しい社会の要請に応えつつ、事業として成立させていかないといけないわけですから。ビジョンと実際の経営との間には、"ジレンマ"が常にあるといえます。</p>

<p>－今後のETICの課題はどのように捉えていらっしゃいますか？</p>

<p>先ほどからお話してきた、挑戦を生み出す生態系システムもこれまでは、かっこよくいえばギブアウェイ。とても自由でルーズな状況にしてきました。ただここにきて、これまで潜在的な可能性でしかなかった若者たちが、社会を変える担い手として責任ある役割が期待されるようになってきたわけです。こうした状況変化もあり、ETIC.の周りでより創発が加速するような環境が生まれてきた。そこで今後は、ビジネスエコシステムともいうべき、協働を促進していくプラットフォームとしての役割を強化していきたいと思っています。たとえばメディア的な機能であったり、データベース的な機能ですね。これまでも必要性については感じていましたが、日々の私たちの前に現れる若者たちと向き合う現場第一主義で仕事をしてきたこともあり、プライオリティが低かったわけです。今後はぜひこちらにも注力していきたいと考えています。</p>

<p>－そうした可視化のシステムができることで、より生態系の活動が活発化していくわけですね。</p>

<p>自律した個人が増えることで、変革を生み出す生態系は広がっていくと思っています。自ら成長し、生態系を発展させる側、自律の側に回れる人を増やしていきたいですね。でもそれは何も起業しろということではないです。起業しているけど社会や顧客に依存型の人もいます。また社会起業家と名乗りをあげても、それは結局のエゴを満たすためのファッションでしかない、という人も少なくありません。そのような見せ掛けの起業家では、影響力は広げられません。一人一人が自律して生態系の担い手になるように育つことを応援できることが、ETIC.のすべての活動に貫かれた願いでもあります。そしてそれはどんなささやかな担い手でもいいわけです。依存する側でなく、自分から創っていく側、責任を持っていく側に回れることは、本当に尊いことです。</p>

<p>行政がうまくいかなかったり、企業においてイノベーションが起こらないというはそこに所属している人たちが依存型だということだと思います。これは個人にその資質がないというのではなく、組織の体質が依存型にさせているという側面が強いのではないでしょうか。たとえば食品偽装などの不祥事を起こした会社も、一人個人を切り出せば、すごくまじめな、まっとうな人ばかりです。いつの間にか、相互に依存し、お互いの責任を擦り付け合うような組織が自律的な責任感や情熱を麻痺させていったと伺います。そして、依存型の人、組織がいくら集まってもイノベーションは生まれません。社会イノベーションを創出してくためにも、自らを律し成長させられる自律型人材を生み出す生態系をもっと発展させていきたいです。ETIC.の生態系で育った人たちにも、自ら外に飛び出して新たな関係性をつくってほしいですし、さらに育まれた生態系とETICの生態系をつなげて更なる拡がりを創出し、無限の発展が広がり続ける、それな環境を創り出すことが私の願いでもあります。</p>

<p><br />
<h2>インタビュー後記</h2></p>

<p>宮城さんと出会ったのは2年以上前のこと。ソーシャルキャピタルの政策に関わっている時にETICのイベントの参加させて頂いたことがきっかけだった。以来何度かお話をする機会はあったのだが、今回のようにまとまって宮城さんの考えを聞かせて頂いたのは初めてだった。世代が近いこともあり、お話の一つ一つに共感するところが多く、目指している世界観がとても共有できて、私自身とてもワクワクしたインタビューとなった。宮城さん、これからもETIC.の生態系に関わりながら、面白いことがご一緒できればいいですね。今後も宜しくお願いします！（早田）<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/miyagi-090915-1.html"class="tip2">TOP</a></div>]]>
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    <title>自律型人材を育てる生態系（エコシステム）デザインの本質(part3)</title>
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    <published>2009-09-15T08:42:55Z</published>
    <updated>2009-10-18T09:00:29Z</updated>

    <summary>３．自律型人間育成の生態系デザイン －数多くの学生や若い世代と接する機会の多い宮城さんですが、彼ら彼女らの成長というのは、出会った時にある程度見極めることができるものですか？ 毎年、イベントなどには１万人近くの学生に参加してもらっているので、これまで10万人以上の学生と出会ってい...</summary>
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        <![CDATA[<p>３．自律型人間育成の生態系デザイン</p>

<p>－数多くの学生や若い世代と接する機会の多い宮城さんですが、彼ら彼女らの成長というのは、出会った時にある程度見極めることができるものですか？</p>

<p>毎年、イベントなどには１万人近くの学生に参加してもらっているので、これまで10万人以上の学生と出会っていることになります。またインターンとしては2200人ぐらいの若者たちを支援してきましたが、成長が加速するタイミングというのは簡単に予測できるものではありません。私は一人一人の人生には伸びゆく時期、花咲く時期があると思います。私たちは、選抜したり序列をしたりするのではなく、その人に今何が必要なのかという視点で、ありのままを見たい。</p>

<p>ETIC.では生態系（エコシステム）型の人材育成アプローチという表現を使ったりしますが、その人その人に適したタイミングがあると考えて、そのための環境を用意し、その人の鏡となりコーチしていくやり方をとります。だから我々が判断したり、コントロールするという考え方はしないわけです。</p>

<p>我々の門をたたいてくれる学生たちに対しても選抜したり、恣意的に各プログラムに振り分けるということではなく、その人の状況に合致したものを自ら見極める、決断できるようサポートします。例えば、「インターンをしたい」と相談に来た学生にも、別のプログラムを活用するタイミングだという人にはそういうことを示唆しますし、アルバイトや大学での研究を優先した方がいい人にはそういうことを伝えるというふうにコーチし、自らの決断とコミットメントを促します。</p>

<p>またこの生態型アプローチというのは多様な境遇、多様な年代の人とつながれる場ができることでもあります。よく我々は成長が加速する「ツボが押される」という表現を使うのですが、このツボというのは、ワンツーワンで合致させることが難しい。例えばある学生に私がいくら良かれと思って一生懸命説教しても右から左なのに、隣の同級生ががんばっていると「俺も負けられない」とスイッチが入って頑張るということがあるわけです。ただどこがスイッチが入るつぼなのかというのは傍目にはわからない。言えるのは、本人なりの納得感です。今は自分が理解し、納得しなければ、動かない時代。引きこもる若者に対し、親父の権力を行使しても、国の権威やカネを使っても、外に出すことは容易でないです。それは学生を動かそうという場合も同じといえます。</p>

<p>だからこそ、彼らが自ら納得し成長するための、機会や環境を用意してあげるというアプローチをとっているわけです。今、自分にとって必要な情報・人・機会というのは何かというのを見極める力を育むことを大事にしています。そうしていると、私たちが預かりしらぬところで勝手に、自律的に成長し、協働したりしている人たちがたくさん出てくるのです。「そこでつながったのか、なるほど！」ということがよくあるわけです。</p>

<p>私たちに操作主義的なコントロール欲求があったり、色眼鏡で学生をみてしまうこと、生態系の活力を維持することができなくってしまいます。透明な偏りのない目で、その人にとって必要なことは何かを映し出せる姿勢をキープできることが重要なんですね。NPOをつくりたいという人に、「それはビジネスではできないのか？」今やりたいんですという人に、「それは今じゃないといけないのか？」ということを、ニュートラルの立場で問える存在であることが何より重要なのだと思います。その上で、ビジネスの側もNPOの側も行政の側もある程度理解していて、それらの中間に立てるだけの経験と知識を持っている存在であることを心がけています。そうした存在というのは実はほとんど世の中にないようですね。</p>

<p>－まさにそこがETIC.のコアコンピタンスなんですね。そのためにはスタッフのマインドって重要になりますね？</p>

<p>そうです。そして、あくまでその人（学生）にとって今何が必要なのを偏りなくナビゲートしていくために、NPOであることはとても重要な影響があります。また事業戦略の意思決定の時も、今度は社会にとって今何か必要なのか、偏りのない目で見極めていくために、ＮＰＯであるというスタンスがよりどころとなりますし、社会起業として影響力を広げていく、競争力の源泉にもなります。</p>

<p>例えばよく「ETIC.さん、インターンシップをやる競合企業が増えて大変ですね」ということを言われることがあります。普通にビジネスの感覚でいうとあたりまえのことです。でも私たちの感覚からすると逆なんです。価値あるインターンシップを実施する組織が増えるというのは、私たちとって目指している世の中の在り様であり、重要な使命です。だからむしろそういう担い手に正しく増えてもらわなければならない。そこはビジネスの感覚とは大きなギャップがあるわけです。</p>

<p>ただその一方で、組織の存在意義を維持するためには常に自分たちがさらに新しいことに挑んでいかなければならないわけです。つまりどんどん競合が出てくるように情報を発信しなければならない一方で、新しい人たちが出てきたら、その人たちではできない更に新しいことであったり、更に社会が必要としているけれどもまだカタチになっていないようなことを具現化していく、新しい価値の創造ができなければ、自分たちの存在価値も、経済基盤も両方なくなるわけですよ。</p>

<p>常に自らの首を絞めつつ、自分たちの役割を追求していくという、時に矛盾をはらんだ動きになる。ただ、このように「これは自分たちがやるべきことなのか？」と真摯に問い続ける姿勢が、結果的にオンリーワンのポジションであったり、パートナーとの得がたい信頼関係を頂くことに繋がるのだと思っています。</p>

<p>－そうやって生み出されてきたコミュニティこそがETIC.の最大の資産であり強みなんですね？</p>

<p>それがお金に換算する、計算の仕方も全くわからないですが（笑）、まさに無形の資産です。そういうことをソーシャルキャピタルと表現することもあります。</p>

<p>－そうしたコミュニティが存在し続けられているところがすごいと思いますね。</p>

<p>それは一つは緩やかな＜つながり＞だからといえると思います。強い＜つながり＞だとすぐ中か外かということになる。もちろん強いつながりであれば、あるほど、収益性も高くなるともいえます。一方でゆるい繋がりで、一切お金のやり取りはないけれども、このコミュニティの中で繋がり、すごい資源を獲得し、イノベーションを創造している側にまわっている人もたくさんいるんですよね。</p>

<p>－２１世紀はそういうコミュニティやネットワークの時代ですね。</p>

<p>そうですね。求心力型というより、遠心力型として自律分散的に拡大していくということなんでしょうね。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/miyagi-090915-4.html"class="tip2">part4</a></div>]]>
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    <title>自律型人材を育てる生態系（エコシステム）デザインの本質(part2)</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.socio-design.jp/2009/miyagi-090915-2.html" />
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    <published>2009-09-15T08:39:47Z</published>
    <updated>2009-10-18T08:59:13Z</updated>

    <summary>２．社会起業家という生き方 －立ち上げ当初、IT分野などのスタートアップ支援や、ベンチャーへのインターンシップに注力されていた宮城さんですが、最近は社会起業家を育成する方へ軸足を移されているようにも見られますね。宮城さんの中で、ベンチャーと社会起業家の違いはあるのでしょうか？ 私...</summary>
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        <![CDATA[<h2>２．社会起業家という生き方</h2>

<p>－立ち上げ当初、IT分野などのスタートアップ支援や、ベンチャーへのインターンシップに注力されていた宮城さんですが、最近は社会起業家を育成する方へ軸足を移されているようにも見られますね。宮城さんの中で、ベンチャーと社会起業家の違いはあるのでしょうか？</p>

<p>私としてはベンチャー支援とはいっても、もともと社会起業家的な人たちを育てたいと思っていましたし、そういう人たちに活躍してほしいと願って活動してきました。また自分が尊敬していた起業家の先輩方も、事業の中身は従来のビジネスかもしれないけど人間としてはそういう社会性の高い志を持った方々でした。今でも当然ご縁が続いています。そして当時は、そもそも起業にチャレンジする人が少ないこと、そのものが社会課題であり、起業するということを社会に提示することにソーシャルなインパクトがあった時代でした。また言葉としての社会起業というのもなかったし、それを打ち出すというタイミングでもなかったとえます。</p>

<p>ただ2001年ぐらいから、あえて私たちは社会起業という言葉を提案し、打ち出すようにしました。その理由はいくつかあります。一つは自分たちの社会的な役割の変化です。ITベンチャーブームもあり、起業というのが社会に浸透したことでベンチャーキャピタル等ビジネスとしてベンチャー支援をする機能が社会に定着してきました。そのためその分野でのＮＰＯとしての自分たちの役割がある程度終わったと考えたのです。もちろんそこでＮＰＯでなく、ベンチャーキャピタルになるという選択肢もありえたわけですが、自分がやるべき役割ではないと判断した。より社会必要としていて、まだモデルがなく、市場がないものを提案し、形にして社会を巻き込んで変革を起していく。それがＮＰＯのスタンスで事業を行う我々の役割だと思いました。そこで次に掲げていくテーマとして着目したのが社会起業の領域だったわけです。</p>

<p>二つめの理由は、起業家としての哲学やビジョンの再認識の必要性です。ベンチャーがフォーカスされる一方で、「なぜ起業するのか」「なぜその事業をやりきるのか」という哲学について考えたり、学ぶ機会の必要性を感じました。というのも、そうしたことをきちんと考えることなく、会社を興してしまった仲間も数多くいたからです。ＩＰＯを成し遂げビジネスとしてはある程度成功しながら、株主からの多大なエゴにもとづく要求をぶつけられ、悩んでいたり、器にあわないお金を持つことは、必ずしも人を幸せにしないという現実を目の当たりにしました。そこでもう一度何のために事業を起すのかというビジョン、哲学ということを社会に対して問い直す必要性を感じたわけです。社会起業家というのはまさにその「何のために」からから事業に入るわけですね。つまり自分たちが支援し、育ててきた仲間たちの価値観の変化が社会起業というアプローチを求めていると感じた、ということです。そして、一方で、当然ですが、社会の側が必要としている。これまでの戦争や貧困、差別といった問題に加え、さまざまな「社会的課題」が人の幸せに大きく影響しているにも関わらず、従来の企業も、行政、ＮＰＯもそれに対応しきれていない。<br />
こうしたいくつかの背景から社会起業というアプローチを発信していかなければならないと考えました。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/miyagi-090915-3.html"class="tip2">part3</a></div>]]>
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    <title>自律型人材を育てる生態系（エコシステム）デザインの本質</title>
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    <published>2009-09-15T08:31:10Z</published>
    <updated>2009-10-18T08:57:45Z</updated>

    <summary>宮城さんが代表を務めるETIC．は若者を中心にアントレプレナーシップを啓蒙してきた社会イノベーションコミュニティの中心的な存在。ETICとは、&quot;Entrepreneurial Training for Innovative Communities&quot;の頭文字をとったもので、次世代を担う若者への機会提供を通じて、これまで様々な起業家型リーダーを輩出してきた。事業の柱となっているのはインキュベーション事業、起業家型リーダー育成事業、そしてコミュニティ展開事業。代表的なプログラムであるインターンシップには学生2000人以上、企業650社が参加し、200人以上の起業家を輩出している。そんな人づくりのプロフェッショナルである宮城さんに、その本質について聞いてみた。</summary>
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        <![CDATA[<p>宮城さんが代表を務めるETIC．は若者を中心にアントレプレナーシップを啓蒙してきた社会イノベーションコミュニティの中心的な存在。ETICとは、"Entrepreneurial Training for Innovative Communities"の頭文字をとったもので、次世代を担う若者への機会提供を通じて、これまで様々な起業家型リーダーを輩出してきた。事業の柱となっているのはインキュベーション事業、起業家型リーダー育成事業、そしてコミュニティ展開事業。代表的なプログラムであるインターンシップには学生2000人以上、企業650社が参加し、200人以上の起業家を輩出している。そんな人づくりのプロフェッショナルである宮城さんに、その本質について聞いてみた。</p>

<h2>1. アントレプレナーという選択肢を創る。</h2>

<p>－宮城さんがこうした活動を始められたのは大学生の時ですよね。そのきっかけは何だったのですか？</p>

<p>もともと同世代の人が目標を見失っているのではないかという危機感や閉塞感があったんです。当時は就職というと大企業という認識が強固。自分自身の尺度ではなく、他人の尺度、偏差値やブランドで選ぶわけです。でも就職した先輩たちから聞こえてくるのは会社や上司の愚痴。そんな生き方をみんなおかしいと思いながら、他に選択肢がなくてなんとなくその流れにのっている。この状況をすごくかっこ悪い、もったいないと思っていました。また時代が変化して、社会が価値観が変化していく中で自分たちの世代にとっての幸せとは何だろうと考えていました。</p>

<p>そんな大学二年生の時に、サークルの先輩を通じて、自ら起業家を選ぶという選択肢があることを知りました。これまで誰も教えてくれなかったけど、仕事というのは自分で創ることができるのだと。これはとても大きな気づきでした。ただ、その時は自分で起業をしたいというよりは、こういうことを知ったら、これで燃えて頑張る奴は必ずいるはずだ、と思ったのです。まず同世代の人たちに「自分で会社を創ることで、新しい可能性を切り開いていける」という人生の選択肢があることを伝えたい。それにより彼らの人生観を変えるようなインパクトを与えていきたい。自律的に未来を切り開いていく意志を持つことができる、そうした人が育つ機会を提供したい。そう思ったのがきっかけです。</p>

<p>－宮城さん自身、影響を受けた起業家の方がいらっしゃるのですか？</p>

<p>数多くの方々のお話に影響を受けていると思いますが、アントレプレナーセンターの福島正伸さんとの出会いは大きかったです。大学二年の時に講演会に行って、その場で修行させてくださいと御願いしました（笑）。別に募集などしていなかったのですが、直談判してアルバイトをさせて頂くようになりました。</p>

<p>－福島さんのどういったところに魅かれたのですか？</p>

<p>講演会で彼が「世直しをしたいんだ」という話をされました。くさい言葉ですが、考えてみればそういうことを正面きって言える大人にこれまで会ったことがなかったのです。今思うと、彼は当時から社会起業家だったわけです。そういう仕事のスタンスがあるんだと気づかせてもらいました。「社会をよくしたい」という、何の市場性のないような志を追求していくこと。それを貫いた先に事業が生まれる。そんなことを仕事にしていてもいいのだ、という一つの確信をもつことができました。その頃、既にＥＴＩＣ．はスタートしていましたが、福島さんとの出会いで、これを仕事にしていこうと決心したんです。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/miyagi-090915-2.html"class="tip2">part2</a></div>]]>
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    <title>「協生」時代のアーキテクチャーの在り方～ＳＤＭを通じて見えてきたもの～(part3)</title>
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    <published>2009-06-10T14:26:17Z</published>
    <updated>2009-08-30T14:44:04Z</updated>

    <summary>３．新しい時代のアーキテクティングとデザイン －これからの前野さんが着目しているテーマ何ですか？ 社会システム、特にＮＰＯなどを含めたサステナブルコミュニティに関心を持っています。このＳＤＭが入っている建物は「協生館」というのですが、この&quot;協生&quot;というのがこれからの大きなキーワー...</summary>
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        <![CDATA[<h2>３．新しい時代のアーキテクティングとデザイン</h2>

<p>－これからの前野さんが着目しているテーマ何ですか？</p>

<p>社会システム、特にＮＰＯなどを含めたサステナブルコミュニティに関心を持っています。このＳＤＭが入っている建物は「協生館」というのですが、この"協生"というのがこれからの大きなキーワードになっていくのだと考えています。社会が協生していく新しいシステムのデザインやアーキテクトが出来ればと考えているところです。</p>

<p>また「グループの創造性」というのにも関心を持っています。先ほどの"協生"から生み出されるクリエイティビティをどう発揮させるのか？どうやって生み出していくのか？その重要性を痛感しながら、日々ＳＤＭの授業の中で試行錯誤しながら研究しているところです。"協生"というキーワードを軸に「社会」「技術」「人」のあり方や仕組みをどうアーキテクテトしていけるか考えていくこと、それがこれからの私自身の課題ですし、またＳＤＭとしてのこれからの大きなチャレンジになるのではないかと考えています。</p>

<p>ＳＤＭには研究科委員長の狼先生をはじめ優れた教員がたくさんいます。その教員陣と協力しながら、一人一人の可能性を最大限に発揮できるような状況を創るためにも、私自身の役割は、それに向けたＳＤＭ全体のフィールドを"拡げていくこと"なのだと思っているんです。</p>

<p>大きな世の中の流れを体系化しながら、その中からきちんと普遍化できる要素、それもできるだけ新しい価値創出に寄与できるもの、オリジナル性の高いものを導き出していくこと。またそうした成果を世の中のためにフィードバックしていくこと。そういう社会的な機能をＳＤＭが果たせればいいですね。まさにこれからの社会や未来を動かしていく "モーター"のような役割を担っていきたいと思っています。</p>

<h2>インタビュー後記</h2>
インタビューの中でも触れたが、科学者でありながら哲学や宗教への関心も高い前野さんの魅力は、何と言ってもそのバランス感覚だと思う。「嫌いな人がいない」との前野さんの言葉通り、誰の話を聞いていても面白がることのできる稀有な人だと思う。そしてそんな前野さんは僕の学問上の指導教員でもある。いろんな領域をクロスオーバーしていける企画をご一緒していきましょうね！これからも宜しく御願いします。（早田）]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/maeno-090610-1.html"class="tip2">TOP</a></div>]]>
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    <title>「協生」時代のアーキテクチャーの在り方～ＳＤＭを通じて見えてきたもの～(part2)</title>
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    <published>2009-06-10T14:22:56Z</published>
    <updated>2009-08-30T14:39:50Z</updated>

    <summary>キャリアをデザインするということ －実際移ってみて如何ですか？ 狙い通り（？）、新しいものを作るのだという活気に満ち、様々な分野から同じ志を持つ一流の人材が集まったとても楽しい場所になっています。学生も、教員も、メーカー、サービス、シンクタンク、金融、建築、アート、マスコミ、コン...</summary>
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        <![CDATA[<h2>キャリアをデザインするということ</h2>

<p>－実際移ってみて如何ですか？</p>

<p>狙い通り（？）、新しいものを作るのだという活気に満ち、様々な分野から同じ志を持つ一流の人材が集まったとても楽しい場所になっています。学生も、教員も、メーカー、サービス、シンクタンク、金融、建築、アート、マスコミ、コンサルタント、法曹、省庁、教育、経営者まで、あらゆる分野、あらゆる年齢層、様々な国籍の者が集まり、皆が『木を見て森も見る』ことを目指す雰囲気があります。</p>

<p>入学者の満足度はきわめて高くて、国内にも国外にもこれまでになかった大学院になってきたのではないかと思いますね。ただ一方でまだできたばかりで、知名度が高いとは言えません。21世紀の人材育成を世界的にリードする大学院として、不動の地位を確立させることが、私のこれからの大きな使命だと思っています。そのためはまず、すばらしい人材を輩出していくことと、すばらしい研究成果をあげていくことに尽きるのだと思っています。是非多くの志の高い人たちに参加してほしいですね。</p>

<p>－前野さんのお話を伺っていると、研究者の側面だけでなく、実践家としての側面を強く感じるのですが、それは、ご自身のこれまでのキャリアに大きく影響されているのでしょうか？もともとは大企業で働く企業人・サラリーマンだったわけですね？</p>

<p>そうです。大学を卒業してキヤノンに入社しました。民間企業に就職したのは、その当時の大学に私自身それほど魅力を感じなかったからです。企業よりももっと狭い世界で自由度がないように思えたので企業に就職しました。大学の魅力を認識するようになったのは、米国への留学が大きなきっかけです。米国の開かれた大学のあり方に感動しましたし、こんな大学だったら働いてみたいと思えたんですね。振り返ってみるとＳＤＭで私がやりたいと考えている自分なりの原点がここにあるといえます。</p>

<p>米国留学から帰ってきて、タイミングよく大学で働く機会を得ることが出来ました。当時は文部科学省の方針もあってか企業経験者の採用が増え始めた時だったので、企業から大学へ移るチャンスが今よりあったといえるかも知れません。その意味でとても運がよいといえます（笑）</p>

<p>－先ほどのお話もありましたが、理工学での専門を追求されている立場から、一転して全く異分野の領域へキャリアチェンジされているようにみえます。一旦築き上げたものを手放すことに関して不安などはなかったのですか？</p>

<p>こうしたチャレンジができたのも、「心」に関する本を書いたことが大きな転機になったと思っています。（『脳はなぜ「心」を作ったのか』）工学領域での研究者だった私が専門でない「心」という人文領域の本を書いたわけですが、これで随分自信がつきました。そもそも本質的な"ものの見方・考え方"は同じなんですね。こうした経験を通じて、いろんな批判をうけることがあったとしても、一つの領域に閉じこもっているより、本質的にやりたいこと、やるべきことに関わっていきたいという気持ちになってきたんです。</p>

<p>それにもともと私自身、関心が広がっていくタイプなので、それまでも理工学から心理学、哲学、倫理学、科学技術論まで、幅広い分野に興味を持ち、多くの分野の人と議論を重ねてきていました。こうした経験を活かしたいという気持ちもありましたし、自分しかやれないのではないかという、漠然とした自信もありましたね。</p>

<p>研究者として「深く狭く掘り下げること」も好きなのですが、一方で「広く拡げる」ことも好きなんです。振り返ってみると、小さい頃から世の中を"俯瞰して見る"子供でしたね。そのせいか、会社員時代は"学者っぽい会社員"だといわれ、大学にきてからは、"会社員っぽい学者"だと言われてきたんですよね（笑）</p>

<p>－そうしたバランス感覚が前野さんの大きな強みの一つなんでしょうね。</p>

<p>あと、自分が直感的に面白いと思うものが時代と合っている気はしていますね。ロボットをやっていてロボットブーム、脳に取組み始めると"脳"ブームが起きたりしましたので、時代の変化みたいなものに嗅覚が働いているのかも知れません。</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/maeno-090610-3.html"class="tip2">part3</a></div>]]>
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    <title>「協生」時代のアーキテクチャーの在り方～ＳＤＭを通じて見えてきたもの～</title>
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    <published>2009-06-10T14:16:16Z</published>
    <updated>2009-08-30T14:35:42Z</updated>

    <summary>ロボティクス、アクチュエータ、触覚という科学技術の分野で研究者として著しい業績を上げられてきた前野教授。その活動フィールドは「企業」から「大学」へ、「理系領域」から「文系領域」へと拡がりながら、常に時代の先端のものをアーキテクトされているようにも見受けられる。そんな前野さんにこれからの社会を&quot;アーキテクト&quot;、&quot;デザイン&quot;していくことの意義や、そのために大学の果たすべき役割などについて聞いてみた。</summary>
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        <![CDATA[<p>ロボティクス、アクチュエータ、触覚という科学技術の分野で研究者として著しい業績を上げられてきた前野教授。その活動フィールドは「企業」から「大学」へ、「理系領域」から「文系領域」へと拡がりながら、常に時代の先端のものをアーキテクトされているようにも見受けられる。そんな前野さんにこれからの社会を"アーキテクト"、"デザイン"していくことの意義や、そのために大学の果たすべき役割などについて聞いてみた。</p>

<h2>システムデザイン・マネジメントの必要性</h2>

<p>－ロボティクスの分野で実績を上げられてきた前野教授がこの新しい大学院、システムデザイン・マネジメント研究科（以下、ＳＤＭ）に移られたきっかけは何ですか？</p>

<p>よく聞かれますね（笑）一言でいうと面白そうだからということですが、何より日本の現代教育に最も欠けているといわれている『大きなビジョンを描く人材の育成』というコンセプトに共感したことが最大の理由です。</p>

<p>昨今、よく言われていることですが、これだけ価値観が変化し、社会が多様化・複雑化してくると、既存のやり方でなくシステムそのものをどう再構築していくかという発想が必要になります。私がこれまでやってきた「技術システム」もそうですが、「社会システム」についてもまさにこうした前提にたち、未来に向けて再構築することが必要となってきているわけです。（※参考：<a href="http://www.sdm.keio.ac.jp/top/sdm/idea.html"target="_blank">ＳＤＭの理念</a>）</p>

<p>まさに未来を創る"デザイナー"とも言えるわけですが、こうした「答えのない」ことを一緒に考えながら、学ぶためには、一方的に知識を伝授したり、先行研究だけを追いかけていては、満足な成果を出すことはできません。様々な立場を超えた人々の融合を実現するための実験場（メルティングポット）を創生することが大切なのですね。</p>

<p>実際ＳＤＭでは、こうした新しいコンセプトを実現していくために"文理融合"で、かつ様々なバックグランドを持つ社会人に参加してもらうための『半学半教』の場づくりを実施しています。これまで誰もやってこなかったことだからこそ、とてもやりがいがありますね。</p>

<p>大きな体系としては、MBAのような専門職大学院的なものも取り入れつつも、システムズエンジニアリングなどの理科系のシステムデザイン方法論をベースにシステマティックに教育・研究を行っていくといった内容になっていると思います。これも試しながらどんどんよりよいものへ育てていきたいと考えています。</p>

<p>またちょうど私自身の研究者としての転機とも重なっていたように思います。学会の論文を通じた研究成果のための要素還元論的研究はもう十分やったので、もっとスケールの大きな事をやってみたいと思うようになっていたんですね。あわせて学会という狭い世界の発展を自己目的化している面のある学会や論文のあり方に疑問も感じ、もっと別のことをやりたいとも思っていました。そんな自分自身の思いとＳＤＭの設立のタイミングが合ったわけです。</p>

<p>元の職場に不満があったわけではありませんが、環境を変えてみたいという欲求はありました。だから、ちょうどよいタイミングでこうしたエキサイティングな場面に出会えたことに本当に感謝しています。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/maeno-090610-2.html"class="tip2">part2</a></div>]]>
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    <title>企業とＮＰＯ連携から見えてくる&quot;社会起業家&quot;の可能性！(part3)</title>
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    <published>2009-06-08T03:53:49Z</published>
    <updated>2009-06-14T04:00:42Z</updated>

    <summary>３．これから企業人のの働き方／社会貢献の未来 －これまで様々な社会起業家やソーシャルデザイナーの方々とお付き合いされてきたと思いますが、彼らの優れている点や共通の資質などがあれば教えてもらえますか？ まずは当たり前ですが&quot;志&quot;です。多くの場合それは自身の「体験」をベースとしたもの...</summary>
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        <![CDATA[<p>３．これから企業人のの働き方／社会貢献の未来</p>

<p>－これまで様々な社会起業家やソーシャルデザイナーの方々とお付き合いされてきたと思いますが、彼らの優れている点や共通の資質などがあれば教えてもらえますか？</p>

<p>まずは当たり前ですが"志"です。多くの場合それは自身の「体験」をベースとしたものなのですが、これがないと説得力がないですね。次に優れた"コミュニケーション能力"があることです。彼らは人を引き込むのがうまいですね。人柄なのかもしれませんが、彼らと接していると「周囲が手助けしてあげたくなる」状況になってしまう（笑）。こうした資質はおそらく現在、活躍している社会起業家の皆さんに共通して言えることではないでしょうか。</p>

<p>－もともと東さんはどういったビジネスキャリアを歩んで来られたのですか？またそこから今の社会貢献活動をどのように捉えられているのでしょうか？</p>

<p>私は NEC に入社してからずっとソフトウェア開発のエンジニアリングをやっていたのですが、約３年ほど前に、自分自身の判断で大きくキャリアチェンジをしました。その背景には私自身のビジネス現場でのたくさん挫折経験があります。実はいまの仕事をするにあたって、そうした経験がとても役にたっているように思いますね。また自分の世界が広がったという意味で現在の仕事にはとても感謝していますし、また楽しんでいます。</p>

<p>このキャリアチェンジにあたっては私の海外での経験が大きく影響しているかもしれません。今から十数年前に IT ベンチャーが流行った頃、ボストンを修行で訪れたことがあります。その当時の IT ベンチャーの熱気というのはすごくて、ひとつの部屋にベッドマットだけ３つ並べて、そこで若者が寝起きをして仕事もしていました。彼らはよく、自分で起業し、一生懸命働いてお金持ちになったらマンション買おう、といったお金ベースの夢を熱く語っていました。それがとても刺激的で、私もベンチャーを起したいなあ、と思いながら帰国したのです。</p>

<p>結局は起業に至りませんでしたが、社内で新しい製品やサービスをつくりあげるプロジェクトにずっと携わってきました。そして事業を起こすことの厳しさを常に痛感してきたわけです。新しいプロジェクトの資金を得るには企画を通さなければいけない。100 枚くらいの企画書を作って、それが通ればやっと投資をしてもらえる、という具合ですね。投資をすると回収するのにだいたい一年くらい掛かります。そうするとお金を出すほうも厳しく見ますから、生半可な計画ではぜんぜんダメで、何回企画書を出しても通らないということもざらにありました。もちろん通ったとしてもうまくいかないことがほとんどです。私自身実際に2 億円くらいの事業を採算がとれずにつぶしたこともありましたね。</p>

<p>いま多くの社会起業家の方々と接する時に、こうした経験がとても活きているように思います。ビジネスの現場と社会貢献の現場と両方を知っているからこそできる活動をこれからもやっていきたいですね。</p>

<h2>インタビュー後記</h2>
企業人としてのビジネスマインドとボランティア精神のバランスの取れた東さんのスタンスに学ぶところは大きい。企業が社会とどのように関わっていくべきか、東さんのこれからの活動にますます注目が集まりそうだ。是非ベンチャースピリッツあふれる面白い企画をご一緒できればと思っています。これからもよろしくお願いします！（早田）
]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/azuma-090608-1.html"class="tip2">TOP</a></div>]]>
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    <title>企業とＮＰＯ連携から見えてくる&quot;社会起業家&quot;の可能性！(part2)</title>
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    <published>2009-06-08T03:50:36Z</published>
    <updated>2009-06-14T04:01:06Z</updated>

    <summary>２．NPOパートナシップと社会起業塾の意義 －そのようなテーマに取組むにあたって大切なことは何でしょうか？ いくつかありますが、その中で重要な要素の一つがNPO/NGOさんとのパートナーシップですね。ただ私たちはこうしたパートナーシップを築く際に、法人格にはこだわっていないので、...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.socio-design.jp/">
        <![CDATA[<h2>２．NPOパートナシップと社会起業塾の意義</h2>

<p>－そのようなテーマに取組むにあたって大切なことは何でしょうか？</p>

<p>いくつかありますが、その中で重要な要素の一つがNPO/NGOさんとのパートナーシップですね。ただ私たちはこうしたパートナーシップを築く際に、法人格にはこだわっていないので、あくまでそうした社会課題を解決していくためのパートナーとなりえる団体であれば株式会社でも任意団体でも構いません。</p>

<p>大切なのはきちんとした活動をしていること。活動がユニークで先進的であり、リーダーの方が情熱があること、それに財政基盤などがしっかりしていることが重要だと考えています。財政基盤に関しては、財務上のバランスを重視しています。例えばですが、「委託が三分の一、自主的な事業が三分の一、残りが会費」というのが理想ではないでしょうか。あと専門のスタッフがいるということも重要ですね。昼間に動ける人がいないと私たちのような企業は連携した活動ができなくなってしまいますから。</p>

<p>－具体的にパートナーシップとはどのようなことでしょうか？<br />
 <br />
最初の段階では社会貢献活動のパートナーとして、私たち企業側から資金面で支援をするという関係性ですね。しかし関係性を深めることで、次の段階ではお互いの資源、専門的なノウハウや地域のネットワークなどを活用しながら、私たちが持っている経営資源をそこに加えて事業を展開していていきます。そして最終的にはお互いに資源を出しあって新しいビジネス、特にソーシャルビジネスとかコミュニティビジネスを作り上げていければと考えています。</p>

<p>またNPOには"社会のアンテナ"という役割を担ってもらっていると考えています。私が年間お会いするNPO関係の方々は1000人を越えるのですが、私はよほどの事情がない限り時間をつくってお会いするようにしています。そして私たちの基本的な社会貢献活動の指針をお話して、ご一緒できるものがあれば、可能な限りご提案をして頂くようにしています。NPO的な活動をしている方々は社会の現場の最前線にいてその変化・課題を常につかんでいる人たちなんですね。もちろんいきなり新しいことはできないし、やってみないとわからないこともたくさんあります。そのため年に２～３の事業はトライアルで新しい事業を試しているんですよ。</p>

<p>－そうした試みの一つの成功例が「ＮＥＣ社会起業塾」なんですね？</p>

<p>そうとも言えるかもしれません。この事業に関しては、ETIC.と共同で取組んでいます。社会的な課題を解決しながら収益をあげ、持続的にその活動が続けられる事業型のNPO、ソーシャルベンチャーを育成することを目的に立ち上げたものですね。そうした事業型NPO を担う人ひと作りやネットワーク作りを行っています。この塾の対象は学生だけではなく、一般も含めた若手の起業家で、年間3 グループから 6 グループぐらいに参加していただいています。</p>

<p>よくあるビジネスプランコンテストみたいなものではなく、実際に理事会を開いて専門家に意見を戴いたりといった細かなところまでつっこんだ実践的な内容になっているというのが特徴です。そのためかなり激しいやりとりがある真剣勝負の場になっています。若手の起業家の方々にとっては、そういう場を経験して頂くことで、その後大きく伸びて頂ける一つのきっかけになると考えています。おかげさまでこのプログラムから世の中で注目されている社会起業家の方たちが巣立って頂けましたし、最近ではお問合せもたくさん頂くようになってきました。</p>

<p>今年からは横浜市と連携して更に加速させていく予定です。このプログラムは社内の「起業家マインドの育成」にも有効なんですね。近年イノベーション経営などの重要性が言われていますが、こうした若い起業家と触れ合うことで社内に徐々に活気が出てきていると近年強く実感しているところです。</p>

<p>またこうした若い起業家の育成だけでなく、シニア世代の社会参加についても支援を実施する「ホコレビト」というプロジェクトを始めました。これはイノベーション・シーというＮＰＯと共同で実施しているプログラムで、シニアによる社会変革を目標にしているものです。「社会起業塾」をやりながら感じたことなのですが、若い方というのは思いが強くて熱意もあってすばらしいのですが、残念ながら社会の経験が足りなかったりネットワーク力が弱かったりする。そうした領域をこのプログラムでカバーしていけるといいですね。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/azuma-090608-3.html"class="tip2">part3</a></div>]]>
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    <title>企業とＮＰＯ連携から見えてくる&quot;社会起業家&quot;の可能性！</title>
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    <published>2009-06-08T03:46:18Z</published>
    <updated>2009-06-14T03:58:51Z</updated>

    <summary>ＣＳＲ活動に熱心な企業として知られているＮＥＣ。そんなＮＥＣの中で一際注目されているのが、「ＮＥＣ社会起業塾」だ。ＮＰＯ法人ＥＴＩＣ．と連携したこのプログラムは2002年にスタートし、これまで数々の社会起業家をサポートしてきた。今では日本屈指の社会起業家の登竜門となっている。第8期となる2009年は、横浜市と連携した取り組みを開始するなど更なる展開が図られそうだ。こうした社会起業への取り組みを軸に、企業の社会貢献の在り方、さらに企業とＮＰＯのパートナーシップデザインについて、ＮＥＣ社会貢献室長東富彦氏にきいてみた。</summary>
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        <category term="10_Business" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.socio-design.jp/">
        <![CDATA[<p>ＣＳＲ活動に熱心な企業として知られているＮＥＣ。そんなＮＥＣの中で一際注目されているのが、「ＮＥＣ社会起業塾」だ。ＮＰＯ法人ＥＴＩＣ．と連携したこのプログラムは2002年にスタートし、これまで数々の社会起業家をサポートしてきた。今では日本屈指の社会起業家の登竜門となっている。第8期となる2009年は、横浜市と連携した取り組みを開始するなど更なる展開が図られそうだ。こうした社会起業への取り組みを軸に、企業の社会貢献の在り方、さらに企業とＮＰＯのパートナーシップデザインについて、ＮＥＣ社会貢献室長東富彦氏にきいてみた。</p>

<h2>１．企業におけるＣＳＲ／社会貢献の現在</h2>

<p>－ＮＥＣにおける社会貢献のあり方、考え方について教えてください。</p>

<p>最近ではCSRという言葉が当たり前のように使われるようになってきましたが、このCSR というのは、コーポレート・ソーシャル・リスポンシビリティの略で企業の社会的責任ということですね。そして社会貢献とはこのCSR活動の一つの要素になります。こうしたことの重要性が言われるようになったのはこの10 年くらいでしょうか。企業はコンプライアンス責任と経済責任さえ果たせばよいという時代から大きく変わってきたように思います。</p>

<p>私たちNECではNEC グループの「企業行動憲章」と「行動規範」というものがあり、企業理念を表しているのですが、2004年にこの「企業行動憲章」の中に"地球環境保全への貢献"と"地域社会への調和"、"社会貢献活動"が追加されたんですね。利益があまっているから社会貢献活動をしているのではなくて、企業の憲法としてそれを行うことを義務付けたわけです。</p>

<p>ただ社会にはたくさんの課題があり、ひとつの企業が取り組むには限界がありますから全ての課題を解決することはできないですよね。そこでステークホルダーにとっての重要な社会課題と NEC にとっての関心事の交わるところが一番取り組むべきところであるとして、そこに資源を集中させるようにしています。つまり大切なのは「本業」を中心に社会課題の解決に取組むことだということです。</p>

<p>優先すべき課題に対処することをマテリアリティ、マテリアライズと呼びますが、あらゆるステークホルダーとパートナーシップを築きながら説明責任を果たすために、いかに企業が関わる課題テーマの選択していくのかというこの考え方が非常に重要なのですね。</p>

<p>ＮＥＣではこうしたテーマを、①情報格差の解消(NEC IT CONNECTION）、②起業家による社会変革(NEC SOCIAL INNOVATION）、③創造力を育む青少年教育(NEC CREATIVE EDUCATION）、④地球環境の保全(NEC EARTH PROTECTION）、⑤多様性豊かな社会の実現(NEC DIVERSITY & INCLUSION）という５つに決めています。この５つのテーマをベースに複数のプロジェクトを推進しています。</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/azuma-090608-2.html"class="tip2">part2</a></div>]]>
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    <title>公務員だからこそできること！地域現場から描くソーシャルデザイン(part3)</title>
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    <published>2009-05-22T15:58:44Z</published>
    <updated>2009-05-26T11:34:15Z</updated>

    <summary>3.&quot;人財&quot;こそが地域の資源 －今後力を入れて取組まれていかれることは何ですか？ 先ほど、教育について触れましたが、地域にとって大切なのは人財なんですね。だから地域の人財を育てていくことに注力していきたいと思っています。目下取組んでいることは地域と大学との連携です。大学、特に地域...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.socio-design.jp/">
        <![CDATA[<h2>3."人財"こそが地域の資源</h2>

<p>－今後力を入れて取組まれていかれることは何ですか？</p>

<p>先ほど、教育について触れましたが、地域にとって大切なのは人財なんですね。だから地域の人財を育てていくことに注力していきたいと思っています。目下取組んでいることは地域と大学との連携です。大学、特に地域の大学というのはもっと地域に開かれてまちづくりの"場"になれると思っているんですね。</p>

<p>こうした問題意識から平成18年度から、地域の大学と内閣官房・内閣府とが連携し「地域再生システム論」というたいへんユニークな授業科目を開講することになりました。初年度は北陸先端科学技術大学院大学１校からスタートしたこの事業は、徐々にその輪を広げて、現在は3５校程の大学・大学院が参加して頂いています。現在「地域活性化システム論」の実施大学が中心となり、昨年12月に「地域活性学会」が誕生しました。私は理事を務めています。</p>

<p>今後は更にこれを加速させながら発展させていければと思っています。例えば既に取組み始めている海外大学との連携です。各大使館と連携しながら地域と各国をつなぐ動きが生まれ始めています。また学会の機能を更に実際の「事業」につなげていく機能も必要だと感じています。「地域活性学会」が政策提言機関とすれば、地域の求めに応じて実機関「地域活性機構」の立ち上げを目指しています。７月には地域活性化応援ブログも立ち上げたいと思っています。この辺りの仕組みづくりがこの１年でやりたいことですね。</p>

<p>－最後に木村さんのこれからのビジョンや夢について教えてください。</p>

<p>これからも行政職員としてまちづくりに関わっていきたいですね。毎週土曜日は大学院に通い、システムデザイン・マネジメント（ＳＤＭ）研究科・委員長の狼嘉彰教授にご指導いただいてますが、今後も地域活性化の研究を続けたいと思ってます。 特に地域と大学との連携をさらに進めて、地域格差を地域と大学との連携により学生・院生、地域の皆さん、行政職員などが集まり、課題を整理し政策（案）を策定、実践することに協力していきたいですね。またこの４月から農林水産省の職員になりましたので、農林水産関連のビジネスの創出などを手がけてみたいです。将来も行政職員としてまちづくりに関わっていきたいと考えています。</p>

<h2>インタビュー後記</h2>

<p>木村さんと出会ったのはもう３年以上前。地域活性化に取り組む先輩であり、同志のような存在。出会った頃から常に新しいことにチャレンジし続けるイノベーターであり、自分の思いを独自の言葉で語れる情熱家。特に新しいことを"面白がれる"能力の高さと人を"巻き込む"能力は天賦の才能。そんな木村さんから学ぶことはとても多い。これからもご指導下さいね。そしてこれからも面白いことを仕掛けて行きましょう！（早田）</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/kimura-090523-1.html"class="tip2">TOP</a></div>]]>
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    <title>公務員だからこそできること！地域現場から描くソーシャルデザイン(part2)</title>
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    <published>2009-05-22T15:55:27Z</published>
    <updated>2009-05-25T04:44:09Z</updated>

    <summary> 2.&quot;地域経営&quot;の視点が大切なんです。 －木村さんが現在、全国を飛び回られていて感じられることや問題意識について教えてください。 行政職員に限らないと思いますが、何かやろうとした時、できない理由を考えてしまう癖がある方がいます。もちろんこれは誰にでもあることなのですが、できない...</summary>
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        <![CDATA[<p><br />
<h2>2."地域経営"の視点が大切なんです。</h2></p>

<p>－木村さんが現在、全国を飛び回られていて感じられることや問題意識について教えてください。</p>

<p>行政職員に限らないと思いますが、何かやろうとした時、できない理由を考えてしまう癖がある方がいます。もちろんこれは誰にでもあることなのですが、できない理由を言う前に、できることを探す工夫が必要ですね。小さなことでもいいので、できることを積み上げていくことが必要だと常々痛感しています。いきなり大きなことはできないですから。もちろん大きなことを考えることは必要ですけどね（笑）。公務員でよくやってしまうのが「予算」の壁をつくってしまうこと。「予算がないからできない」とついなりがちです。でも予算なしでもできることはいくらでもある。大切なのは何が求められていて、いまの状況の中で何ができるのか？プラス思考で考える癖をつけることですね。</p>

<p>また一方で地域全体を見渡すことも必要です。地域に経営戦略がなく事業毎にバラバラで動いてしまうということは大きな問題。地域を回っていて、いろんな政策を場当たり的にやってしまっているケースも多々あるように感じています。大切なのはこのまちを全体でどうしていくか？そのグランドデザイン、全体戦略が必要です。まちの中にはいろいろな利害関係者がいるので、どうしても総花的な政策になってしまいがちです。例えば観光で所得を得ている人がほとんどいないにも関わらず、観光支援のために割りに合わない予算を使ってしまうようなことも見受けられます。戦略なき企業誘致や団塊世代の移住をやっている自治体も多いようです。</p>

<p>重要なのはそのまちで暮らしている一人ひとりが所得を得て楽しく生活できること。そのため、このまちでみんなが生活できるには何が必要か？そういう地域の経営的視点が必要です。そのためには地域の産業・雇用の戦略は重要だと思います。また教育も大事ですね。大きな企業がないまちでサラリーマンになるためだけの教育をしても不十分です。子供のころから地域に触れ、将来は自ら"業"を起こす教育なども大切なのではないでしょうか。</p>

<p>更にまちの中だけでものを考えない視点も大切です。ネットワークしていくこと、足りないものはお互いおぎなっていくことも大切です。私が小樽でお手伝いしたことに職人連携による全国職人学会や、薩摩切子、江戸切子、そして小樽切子の３大切子として小樽ガラスのブランド化を仕掛けたことがあります。これは小樽だけでやろうとするのではなく、他の地域とどう連携してお互い高めあえるか、そういう発想で取組んだものです。今では"ガラスのまち"、"職人のまち"が定着しています。自分たちに「あるもの」と「足りないもの」が分かれば、"どこ"と"どう"組めばいいか分かってきますね。そうした俯瞰した視点も必要なんです。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/kimura-090523-3.html"class="tip2">part3</a></div>]]>
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    <title>公務員だからこそできること！地域現場から描くソーシャルデザイン</title>
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    <published>2009-05-22T15:46:13Z</published>
    <updated>2009-05-25T04:40:12Z</updated>

    <summary>地域再生の知恵袋として、全国を飛び回り、街おこしの相談に乗っている木村さん。時にスーパー公務員と評される木村さんの行動は、多くの人が想像している公務員像と大きくかけ離れている。それが時に「ばか者」と評されることもあるが、木村さんは動き続け、地域の人を巻き込み、地域の魅力に気付かせ、そして「その気」にさせていく情熱家だ。小樽時代は「ばか者」として、そして現在は「よそ者」として走り続ける原点は常に現場の視点と徹底した行動主義。年間4000人以上の人と会い、名刺交換し、地域再生の種をまき続ける。そんな木村さんの活動の様子はNHKのドキュメンタリー番組『プロフェッショナル仕事の流儀』（2009年5月19日放送）でも紹介されている。地域レベルそして国家レベルで活動している木村さんに公務員として考えられるソーシャルデザインの可能性について聞いてみた。</summary>
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        <![CDATA[<p>地域再生の知恵袋として、全国を飛び回り、街おこしの相談に乗っている木村さん。時にスーパー公務員と評される木村さんの行動は、多くの人が想像している公務員像と大きくかけ離れている。それが時に「ばか者」と評されることもあるが、木村さんは動き続け、地域の人を巻き込み、地域の魅力に気付かせ、そして「その気」にさせていく情熱家だ。小樽時代は「ばか者」として、そして現在は「よそ者」として走り続ける原点は常に現場の視点と徹底した行動主義。年間4000人以上の人と会い、名刺交換し、地域再生の種をまき続ける。そんな木村さんの活動の様子はNHKのドキュメンタリー番組<a href="http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090519/index.html"target="_blank">『プロフェッショナル仕事の流儀』（2009年5月19日放送）</a>でも紹介されている。地域レベルそして国家レベルで活動している木村さんに公務員として考えられるソーシャルデザインの可能性について聞いてみた。</p>

<h2>1. まちのことを考える人、それが公務員</h2>

<p>－先日番組の中では、木村さんの"走り続けている"状況がとてもよく伝わっていましたね。ところでそもそもなぜ木村さんは公務員になったのですか？</p>

<p>大学の時の恩師の影響が大きいですね。恩師から都市政策（まちづくり）を学び、自治体政策にたずさわりたくて小樽市に入庁しました。入庁時からの目標は、産業文化を世界に発信すること、未来を担う子供たちを地域で育成することです。</p>

<p>ただいきなりそうした担当セクションで仕事はできませんでした。でも入庁当初からまちづくりの提案は続けてきました。きっと変なやつだと思われていたと思います（笑）。そうしたことが徐々に評価されて、小樽市提案表彰で第一号の表彰も受けました。</p>

<p>25才から議会事務局で議長随行、32才から市長随行していたことも振り返ってみると大きかったですね。人脈形成に役立ちました。こうした経験をつんだ上で、現場の担当責任者になったことでまちづくりを広い視野で取り組めるようになったと思います。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/kimura-090523-2.html"class="tip2">part2</a></div>]]>
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    <title>現代版『家守』の挑戦！～地域デザインの可能性(part3)</title>
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    <published>2009-03-25T09:00:47Z</published>
    <updated>2009-05-24T09:12:02Z</updated>

    <summary>３．まちを歩くこと、そこから未来が見えてきます。 －清水さんのそうした考え方はどこからきているのですか？ もともと大学を卒業して入ったコンサルティング会社での経験が今の仕事の基盤ですね。この会社では社会風俗観察をベースとしたコンサルティングを多種多様な大手企業に対して実施していた...</summary>
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        <![CDATA[<h2>３．まちを歩くこと、そこから未来が見えてきます。</h2>

<p>－清水さんのそうした考え方はどこからきているのですか？</p>

<p>もともと大学を卒業して入ったコンサルティング会社での経験が今の仕事の基盤ですね。この会社では社会風俗観察をベースとしたコンサルティングを多種多様な大手企業に対して実施していたんです。社会現象からちょっと先の未来を予測して企業のビジネスにつなげていくことを提案していたんですね。この風俗観察というのは早稲田大学の先生だった今和次郎さんが創られた「考現学」という学問を基礎としています。</p>

<p>この異色・異能の建築学者にして風俗研究家であった今和次郎という人はとても面白い人なんですね。東京美術学校図案科を卒業した後、柳田国男らとともに農村・民家の調査を行ったり、関東大震災後は「バラック装飾社」の活動をやっていた人なんです。とにかく人々の活動のさまざまな側面をただひたすら観察し、数量化し、記録していくのですが、その研究領域は服飾・風俗・生活・家政ととにかく広範囲。でもそれがとても生き生きとしていて魅力的なんですね。いま早稲田にはこの学問の継承者がいなくなっているとのことで、先般早稲田のある先生に「継承者は清水さんだけになったね」と冗談で言われてしまいました。（笑）嬉しいですがとても残念なことです。</p>

<p>世の中の変化って、食べ物や風俗などの"軟文化"の方から変わっていくんですね。政治や法律などの"硬文化"が変化するのはその後です。だから"軟文化"の変化をつかむと社会の変化が読める、未来が読めるということになる。大学を卒業して右も左も分からなかった私は、カメラ１台もたされて街の中へ放り出された。そしてひたすら歩いて写真を撮りながら、写真の中から漂ってくる「何か変だな」というものを捉えて中長期トレンドの中に価値付けしていくこと、これを本当に徹底的にやらされた。この経験が今でも活きているんですね。</p>

<p>こうした活動の中で、そのときまだマーケットになっていないものが、ある時いきなりマーケットになっていく。そんな場面を自ら見つけ出すという経験をしてきました。メディアの人たちが言っていることではなく、まちの中からまだ言葉になっていないことを見つけ出していく。その大切さと面白さを実感してきました。何より大切なこと"まちを歩く"ことです。まちをあるくことで未来が見えてくる。そのことはソーシャルデザインをやっていく上で大切にしてほしいですね。</p>

<p><br />
<h2>インタビュー後記</h2></p>

<p>清水さんのお話には一つ一つ説得力がある。それは現場から得た知恵から清水さんがビジョンを描いているからだ。そして実践の中でそれを実証してきているからなのだろう。未来のタネはまさに｢今ここ｣にあるのだ。理念と実践、事業性と公益性という、相反するものに対するバランス感覚も抜群で、まさに「片手に算盤、片手に論語」を実践されている。また記事には書けなかったがアートやデザインの重要性を理解し、まちのコンテンツづくりに活かされているセンスにも共感させられる。是非これからいろんな地域のまちづくり、ソーシャルデザインについてご一緒できればと思っています。宜しく御願いします！（早田）<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/shimizu-090325-1.html"class="tip2">TOP</a></div>]]>
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    <title>現代版『家守』の挑戦！～地域デザインの可能性(part2)</title>
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    <published>2009-03-25T08:58:50Z</published>
    <updated>2009-05-24T09:12:27Z</updated>

    <summary>２．まちを変えるコンテンツを見つける。そして育てる。 －これまで数々のまちづくりに関われてこられて、また各地方を回っている清水さんからみてまちづくりで最も重要な要素は何になるんでしょうか？ 一つというと難しいですが、やはり &quot;そのまちのコンテンツとは何か？&quot;ということが大切になる...</summary>
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        <![CDATA[<p>２．まちを変えるコンテンツを見つける。そして育てる。</p>

<p>－これまで数々のまちづくりに関われてこられて、また各地方を回っている清水さんからみてまちづくりで最も重要な要素は何になるんでしょうか？</p>

<p>一つというと難しいですが、やはり "そのまちのコンテンツとは何か？"ということが大切になると思います。それぞれのまちには、まちの魅力を醸し出す力のある多種多様なコンテンツがあります。その中で今後まちを変える力となりうるものは何かということを見つけ出す必要があります。</p>

<p>これまで私が家守として実践的なまちづくりを行なっている中で実効力があって、重要だと実感したものを挙げてみると本当に様々です。例をあげてみると、それは動物磁気を持ち人を動かせる人、近未来のまちのアンカーテナント、新しい移動交通手段とそのデザイン、起業支援施設と育成サポート、アート・デザインイベント、地域メディア、時代を先取りするまちのコンセプト、図書館･美術館などの文化施設の業態改革･･･と本当に多種多様なものがありました。重要なのは、まずその土地にしかないもので、規模の大小にはまったく関係なく、理屈、理論でなく多くの人々のこころの奥底に到達するものなのかどうかということです。</p>

<p>まちでは、影響力の強いコンテンツが日々自然発生し、住人、商売人、学生、来街者それぞれの潜在意識に少しずつ影響を与えています。しかし、多くの場合それらは野に咲く雑草のように見過ごされているんですね。まちを変える力のあるコンテンツが中心市街地の中やエッジにできている家賃断層地帯（まちなかの低家賃エリア）で上手く編成されると、途端に衰退していたエリアが活性化し始めます。また、群れを成して集積し始めるとまちを動かす力となるわけです。更に異質なコンテンツ同士を結合させることで面白いコンテンツに育つこともあります。</p>

<p>新しく生まれたコンテンツが、まちという生き馬の目を抜く過酷な生態系の中で生き続けていくためには、これを植物と同様に種を形成する群れにまで手塩にかけて育て上げる必要があるんです。そのため今後のまちづくり活動において大切なのは、それぞれのまちのコンテンツを見つけ、育て、集積させ、活かす仕組みづくり即ち"まちのコンテンツづくり"活動だと考えています。それは地域の「再編集」であるし、まさにソーシャルデザインといえるのではないでしょうか。</p>

<p>私たちはまちの価値そのものを高めるという目的で不動産ビジネスや都市計画に関わることが多いのですが、多くのまちづくりと個別の不動産プロジェクトは、現在の社会通念によってつくられています。しかしまちは移ろいやすく絶えず変化し、常に新しくなっているのですから、現在の社会通念に沿って考えた計画が予想通りになることはめったにありません。これからのまちづくりのデザイナー・プロデューサーに求められるのは、エリアに住む人たちの潜在意識の変化を掴み、地域コンテンツを発見し、コンテンツからまちを変えることだと確信しています。家守とはまさにそうした存在なのです。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<div style="text-align: right;"><a href="http://www.socio-design.jp/2009/shimizu-090325-3.html"class="tip2">part3</a></div>]]>
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